
ローカルな話題で恐縮ですが、栃木県足利市の伝説を集めた貴重な本があります。
これは台一雄氏によって現在から53年前・昭和46年に発表された「足利の伝説」という本です。3年後の昭和49年には「続足利の伝説」。さらに3年後・昭和53年には「続々足利の伝説」が発行されました。伝説は全部で171話あります。(私の著書にも登場したお話もあります。)台氏は市役所に勤める傍ら広報誌「あしかがみ」に彩りをくわえるために市に残る伝説を連載しました。それらをまとめたものがこのシリーズです。
自らの足で足利市中を取材し、小さな祠(ほこら)を見つけるために山の中を一日中さまよったり、道に迷ったり、ときにはやっと探しあてたら日が暮れてしまって写真が撮れなかったりと様々な苦労があったそうです。
「足利の伝説」は今では書店に並ぶことはありません。市民の記憶からも消えつつあるかも知れません。しかしこれだけの書籍をこのまま埋もれさせてはいけません、私は数年前に友人を通して手に入れることができました。感謝!これを機にweb上ではありますが台氏の功績を残しておこうと考えます。公開場所はSpringVillageを予定しています。
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